数週間前に買ったUSBメモリ(32GB)を購入したので早速Linux(BackTrack R3)をインストールして使用していたのですが、
USBメモリ自体が32GBあるのにLinux本体は多くても16GBしか使用していなく、残りの16GBは空き容量となっていましたので今回、USBメモリをパーティション分割してデータ部分とLinux部分に分けることにしました。
そこで単純にパーティション分けして、最初のパーティションにLinuxを、もうひとつの方をFAT32でフォーマットしてデータ用としてみたのですが、上手く行かず。
どうやら、Windowsではパーティションは最初の1パーティションしか認識しないみたいなのです。
そこで、最初の方をデータパートとして作成し、後ろのパーティションにLinuxを入れることで解決しました。
こんな感じ。最初のパーティション1が読み込まれてデータ領域として使用できるというわけです。
私はBackTrackR3をインストールしましたが、だいたい同じような方法で他のLinux(CentOS、Ubuntu、Debian等)でもできると思います。ただ動作確認はWindowsでしか行っていないので、OSによってはUSBメモリを読んでくれないかもしれません。
手順
パーティション・インストール場所の設定で「手動」を選択
最初はこんな感じです。sdaと言うのは接続されている記憶域の名前です。/dev/sd[n]←ここにa、b、c・・・と順番に入ります。
ここは各自環境によって異なりますので確認して下さい。(再現のためにVirtualBoxで行ったので、sdaがVBOX HARDDISKとなっていますが、今回はこれをUSBメモリと思ってください)
サイズやタイプ、説明などから判別できると思いますが、間違っても別のOSやデータが入った記憶域を選択しないように。
目当ての記憶域のパーティションを分割
例えば以下のように設定。今回は先頭にデータ領域(15GB)、次にLinux領域(18GB)、スワップ領域(1.3GB)を作成。
データ域なのでとりあえずFAT32で15GB程度確保(4の倍数がおすすめ)。マウントポイントはご自由にどうぞ。今回の場合は/windows
というディレクトリでデータが扱えるようになる
Linuxインストール領域を18GB確保。ext4ジャーナリングファイルシステムを選択し、マウントポイントは「/」。
スワップ領域。設定しなくてもいいけど、メモリ不足になった場合用に少し確保しておくと良い。だいたい実メモリと同等か2倍位を確保しておく事が多い。
最終的にこのようになりました。
ブートローダーのインストール
設定しないと起動しません。
今回は/dev/sdaにブートローダーを入れました。
間違えるとUSBから起動できなくなったり、OSが起動しなくなったりします。
あとは、手順通りにインストールすればOKです。
動作検証
Windowsに接続してみると見事に読み込んでくれました。
Linuxの方もしっかりと動作してくれています。